「おすすめする」の英語表現完全ガイド!場面別の使い分け
誰かに何かを推薦したい時、パッと頭に浮かぶ単語といえば「recommend」ではないでしょうか。しかし、実際の英会話やビジネスシーンにおいて、何でも「I recommend...」と表現してしまうと、場面によっては少し堅苦しく聞こえたり、意図した熱量が正確に伝わらなかったりすることがあります。
英語圏のコミュニケーションでは、相手との関係性(フォーマルかカジュアルか)や、推奨の度合い(控えめな提案か、絶対に試してほしい強い推薦か)に応じてフレーズを使い分けるのが自然です。本稿では、ネイティブスピーカーが日常的に使う表現のバリエーションやニュアンスの差を、豊富な実例とともに解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「recommend」一辺倒から脱却し、カジュアルな日常会話からビジネスまで場面に応じた最適な動詞・フレーズを使い分ける。
- 要点2:文法的な落とし穴である「recommend 人 物」の誤用を防ぎ、正しい文型(recommend doing / recommend that...)を習得する。
- 要点3:「suggest」「advise」とのニュアンスの違いを理解し、相手にプレッシャーを与えないスマートな提案力を身につける。
【基本の整理】recommendの正しい使い方と文法上の注意点
英語学習者が最もよく使う単語がrecommendです。「良いと認めて推薦する」という意味を持ち、日常会話からビジネスシーンまで幅広く活用できる汎用性の高い動詞です。しかし、日本人学習者が特に間違いやすい文法上のポイントが存在します。
典型的な間違いが、「I recommend you this book.」のように「recommend + 人 + 物」の語順にしてしまうパターンです。「give」や「teach」のようなSVOO文型は、recommendでは使えません。基本的には以下の3つの文型を押さえておく必要があります。
- recommend + 名詞:「I recommend this restaurant.」(このレストランをおすすめします)
- recommend + 動名詞(-ing):「I recommend trying the seafood pasta.」(シーフードパスタを食べてみることをおすすめします)
- recommend that + 主語 + 動詞の原形:「I recommend that you book a table in advance.」(事前に席を予約しておくことをおすすめします)
また、「私のおすすめ」と名詞として使いたい場合は、「My recommendation is...」という形をとるのが自然です。自分自身のポジティブな体験をもとに何かを勧める際の王道表現といえます。

【一目でわかる比較表】「おすすめする」主要英語フレーズの使い分け
状況やニュアンスに応じた主要な英語表現を一覧表に整理しました。フォーマル度やおすすめの度合いを比較して、適切な表現を選びましょう。
| 表現・フレーズ | 推奨の強度・ニュアンス | 適した場面(フォーマル度) | 代表的な例文 |
|---|---|---|---|
| recommend | 標準的(良さを認めて勧める) | 日常〜ビジネス全般(中立) | I highly recommend this movie. |
| suggest | 控えめ(選択肢の一つとして提示) | ビジネス・公式なやり取り | May I suggest another approach? |
| advise | 専門的助言(専門知識に基づく指示) | 極めてフォーマル(医療・法務等) | We advise taking immediate action. |
| You should try... | 親身な勧め(「試してみて!」) | 友人同士・カジュアルな会話 | You should definitely try this cafe! |
| It's a must-see / must-try | 超強力な推薦(「見逃せない」) | 観光案内・口コミ・会話全般 | The museum is a must-visit. |
【違いを徹底解説】suggest・recommend・adviseの決定的な境界線
「おすすめする」「提案する」を英語辞書で引くと並んで出てくるのがsuggestとrecommend、そしてadviseです。これらは文脈によって使い分ける必要があります。
suggestは、自分の意見を強く押し付けるのではなく、「こういう選択肢やアイデアもありますよ」と相手に検討を促す控えめな提案です。そのため、ビジネスシーンで角を立てずに意見を出したい時に重宝されます。
対してrecommendは、「自分自身が良いと知っている(あるいは検証済みである)ため、太鼓判を押す」という明確な推奨を含みます。単なるアイデアの提示にとどまらず、価値の保証が伴う点がsuggestとの大きな違いです。
そしてadviseは、専門家や有識者がその知識や権威に基づいて助言を行うニュアンスです。医師が患者に治療を勧める場合や、コンサルタントが顧客に方針を提示するような公的・専門的シチュエーションに適しています。

【シーン別実践フレーズ】旅行・レストラン・カジュアル会話での表現
日常生活や旅行先では、より口語的で親しみやすいフレーズが多用されます。ネイティブがよく口にする定番の表現を見ていきましょう。
1. 友人同士で気軽に「これおすすめだよ!」と伝える場合
日常会話では、動詞のrecommendを使わずに「You should...」や「You have to...」を使った表現が主流です。
- 「You have to try this!」(これ絶対試してみて!/ 食べてみて!)
- 「I'm really into this drama, you'd love it.」(このドラマにすごくハマってて、絶対好きだと思うよ)
- 「Check this out.」(これ見てみて / おすすめだよ)
2. レストランや観光地でのおすすめ表現・聞き方
旅行先で地元のおすすめを尋ねたり、訪れた人におすすめの場所を教える際のフレーズです。
- おすすめを聞く場合:「What do you recommend?」(何がおすすめですか?) / 「What's good here?」(ここの看板メニューは何ですか?)
- 強くおすすめする場合:「I strongly recommend the steak here.」(ここのステーキは強くおすすめします)
- 「〜は必見だよ」と伝える場合:「The night view from the tower is a must-see.」(タワーからの夜景は必見です)
【ビジネス英語】会議・メールで信頼を獲得するスマートな提案表現
職場で同僚やクライアントに対して推薦・提案を行う際は、プロフェッショナルな響きを持つ表現を選びましょう。押し付けがましさを避けつつ、論理的な裏付けを持たせるフレーズが効果的です。
- 「Based on our analysis, we recommend option B.」
(分析結果に基づき、オプションBを推奨いたします) - 「I would highly recommend reviewing the timeline before proceeding.」
(進める前にスケジュールを見直すことを強くおすすめします) - 「May I suggest scheduling a follow-up call next week?」
(来週、フォローアップのお電話を設定することをご提案してもよろしいでしょうか?) - 「Our proposal is to streamline the current onboarding process.」
(私たちの提案は、現在のオンボーディングプロセスを効率化することです)
ビジネスメール等では、「would recommend」のように仮定法の「would」を添えることで、直接的な断定を避け、丁寧で洗練された印象を与えることができます。
【プロの結論】語彙の幅を広げ、円滑なコミュニケーションを築く判断基準
英語での提案や推薦において大切なのは、「正確な文法」と「文脈に合った語彙選択」のバランスです。どれほど素晴らしい情報であっても、文脈に合わない硬すぎる表現は距離感を生み、逆にカジュアルすぎる表現はビジネスでの信頼感を損ねる要因になります。
まずは「recommend + 名詞 / -ing」の正しい語順を身につけ、次に友人との会話では「You should try...」、改まった場では「I would suggest/recommend...」といった使い分けを意識してみてください。ニュアンスのグラデーションを使いこなすことで、相手との関係性をより円滑に深めることができます。

【おすすめ する 英語】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:「I recommend you this.」はネイティブに通じますか?
A1:意味自体は文脈から推測してもらえますが、文法的には不自然に聞こえます。正しくは「I recommend this to you.」またはシンプルに「I recommend this.」と表現します。
Q2:「強くおすすめする」と言いたい時はどう修飾すれば良いですか?
A2:「I highly recommend...」や「I strongly recommend...」のように、副詞のhighlyまたはstronglyを動詞の直前に置くのが自然で効果的です。
Q3:カジュアルに「おすすめを教えて」と聞きたい時の自然なフレーズは?
A3:「Do you have any recommendations?」(何かおすすめはある?)や、飲食店などでは「What's your favorite here?」(ここでのあなたのお気に入りは何?)と聞くのがとても自然です。
まとめ:場面に合わせた最適な英語表現を選ぼう
「おすすめする」を英語で伝える手段は、単一の英単語に限定されません。親しい間柄での熱意を込めた推薦、レストランでの手短なアドバイス、そしてビジネスでの論理的で丁寧な提案など、状況に応じたフレーズの引き出しを持つことが大切です。本稿で紹介した表現を、日々の英会話やビジネスコミュニケーションでぜひ活用してみてください。 (出典: おすすめ する 英語(Yahoo!ニュース))